ホームページの規模によってサーバーの選び方が変わることをご存知ですか?
この記事にたどり着いたあなたは、恐らく
「サーバーって気いたことあるけどどんなもの?」
「選択肢が沢山あってどれを契約しようか迷う」
「手っ取り早くおすすめのサーバーを知りたい」
といったお悩みをお持ちではありませんか?
今回は、中小企業や個人事業主の方が自社ホームページを制作する際のサーバーの選び方と、現役WEBデザイナーが厳選したおすすめサーバーをわかりやすく比較しながら紹介します!
目次
サーバーはインターネット上の情報保管場所
サーバーとは、ホームページなどの情報を保管・配信するためのインターネット上の保管場所です。

私たちユーザーがインターネット上で検索をするとき、検索結果から目的のページをクリックすることで情報を閲覧します。このとき、サーバーは保管している情報の中から適切なものを探し、インターネットを経由して私たちに提供してくれます。
ホームページ制作に必要なサーバーを「Webサーバー」と呼び、メールの送受信に必要なものは「メールサーバー」と呼ばれます。
ホームページの開設にはサーバーが必須
身近なもので例える場合、実際に閲覧されるホームページが「家」だとすると、サーバーはその土台となる「土地」の様なものになります。
土地が無いと家を建てられない様に、サーバーが無いとホームページの開設もできません。
ホームページには、サーバーの他にドメインも必要です。
ドメインについては以下の記事で詳しく解説していますので、合わせてチェックしてみてください!
小~中規模のホームページに最適なサーバーの種類
結論からお伝えすると、一般的な小~中規模のホームページの場合は「レンタルサーバーの共用サーバー」で問題ないことが殆どです。
ここからは知識としてサーバーの種類を紹介します。興味の無い方は次の章まで読み飛ばしてください!
自社サーバーとレンタルサーバー
まずは大きく分けて、「自社サーバー」と「レンタルサーバー」がありますが、ホームページの制作やメールの利用が目的の場合は「レンタルサーバー」を利用します。
自社サーバーは自由度が高い反面、購入から設定まですべて自分で行うため専門知識や膨大な費用が必要となります。
レンタルサーバーは、サーバーを提供する会社が予め必要な機能を揃えてくれたものを借りることで利用できるサーバーです。「ホスティングサーバー」と呼ばれることもあります。初期設定やメンテナンスが不要なほか、セキュリティ面も考慮されているため安全に利用できます。
弊社でもホームページを制作させていただく際は、主にレンタルサーバーを利用しています!
レンタルサーバーの中にも種類があり、主に次の4つに分かれます。
レンタルサーバーの種類
共有サーバー
サーバー会社が予め用意したサーバーを複数人で共有して使用します。
小~中規模のホームページやブログ運用なら、専門知識がほとんど不要で低価格な共有サーバーの利用がおすすめです。
メリット:
低価格で利用でき、必要最低限の機能に制限されているため比較的簡単に設定が可能です。(それでも、専門用語が多く出てくるため、一定の知識が無いと難しいと感じるかもしれません。)
初期設定やメンテナンスなど専門的で複雑な作業はサーバー会社が対応してくれます。
デメリット:
機能制限があるため自由度が低く、複雑なシステムを構築する場合などは向いていません。
サーバーによっては、他ユーザーのWEBサイトやメールの影響を受けて通信速度が遅くなったり、一時的に停止してしまうことも考えられます。
専用サーバー
物理的なコンピューターまるごと1台を、自分だけで独占して利用できるサービスです。他のユーザーの影響を全く受けないため、有名企業の超大規模WEBサイトや複雑なシステムの構築に適しています。
専門知識を駆使して自由な設定ができますが、その分コストは高くなります。
メリット:
他のユーザーの影響を受けず、自由なカスタマイズが可能です。
デメリット:
共有サーバーと比べてコストが高く、設定や運用・メンテナンスを自社で行う必要があります。
VPS(Virtual Private Server/仮想専用サーバー)
1つのサーバーを特別な技術(仮想化技術)で分割して、それぞれ独立した専用サーバーの様に利用できるサービスです。専用サーバーの様にコンピュータを丸ごと利用するわけではなく、分割された中の1つだけを利用するため、専用サーバーと比べてコストを抑えて借りることができます。
中~大規模なホームページや、アクセスが集中しやすいホームページの運用におすすめです。
メリット:
自分だけが使用できる領域が確保されているため、他のユーザーの影響を殆ど受けません。
専用サーバーよりも低価格で、共有サーバーよりも自由なカスタマイズが可能です。
デメリット:
設定や運用の一部を自社で行う必要があるため、共有サーバーよりも専門知識が必要です。
クラウドサーバー
VPSの技術に加えて、サーバーの追加や容量の変更など柔軟なカスタマイズが可能なサービスです。
利用料に応じて料金が変わる、従量課金制であることが多いです。
アクセスの増減が激しいWEBサイトにおすすめです。
メリット:
VPSと同じく、他のユーザーの影響を殆ど受けません。
共有サーバーよりも自由なカスタマイズが可能で、必要な分だけ利用することが可能です。
デメリット:
設定や運用の一部を自社で行う必要があるため、共有サーバーよりも専門知識が必要です。
なお、無料のレンタルサーバーは機能の制限が多かったり、広告が表示したり、デメリットが大きいため割愛します。
中小企業や個人事業主へおすすめしたいレンタルサーバー比較
レンタルサーバーの共有サーバーが良いといっても、サーバー会社も選択肢も様々。
そこで、初めてホームページを制作する方や、中小企業の方におすすめしたいレンタルサーバーを2つご紹介します。
Xserver(エックスサーバー)

国内シェア№1を誇るXserver。2003年から続く運用実績と創業以来99.99%以上の稼働率に加えて、世界最速クラスと評される高速環境「KUSANAGI」の技術の導入や、大量アクセスにも強いとされているため安定性の高いレンタルサーバーです。
こんな人におすすめ
ページ数の多いホームページを制作したい方や、10万PV以上のホームページを目指したい方におすすめです。
管理パネルの使いやすさやバックアップからの復元操作の簡単さなど、機能も豊富です。
ロリポップ!レンタルサーバー

参考:ロリポップ!レンタルサーバー|WordPressの表示速度No.1
こちらも有名なレンタルサーバーで、2001年から続く運用実績があります。稼働率も99.99%で、信頼性の高いレンタルサーバーです。
こんな人におすすめ
Xserverよりも低価格で利用ができる他、ホームページの規模に応じてプランのアップグレードが可能なため、ミニマムスタートをしたい方・コストパフォーマンス重視の方におすすめです。
なお、Wordpress利用を考えると月額220円~可能ですが、機能制限が多いため無料ドメインも付いてくる月額550円~のハイスピードプランがおすすめです。
おすすめプラン比較表
| Xserver | ロリポップ! | |
|---|---|---|
| おすすめプラン | スタンダード | ハイスピード |
| 初期費用 | 0円 | 0円 |
| 月額費用 | 990円(税込)~ 契約年数による | 550円(税込)~ 契約年数による |
| WordPress簡単インストール | ○ | ○ |
| 無料ドメイン | ○ 2個 | ○ 2個 |
| 表示速度 | ◎ | ○ |
| 容量 | 300GB | 450GB |
| 無料SSL | ○ | ○ |
| FTPアカウント数 | ○ 無制限 | △ 1個 |
| バックアップ復元 | ◎ 管理画面から可能 | ○ 申請が必要 |
| セキュリティ対策 | ○ | ○ |
| プラン変更 | ○ | ○ |
| サポート | ○ メール・チャット・電話 | ○ メール・チャット・電話 |
まとめ
ホームページ制作におけるサーバーの選び方がわかりましたか?
規模や目的によって必要な容量や機能も異なるので、ホームページの規模に合ったレンタルサーバーを選択することが、無駄のない運用のポイントです。
また、FOISではサーバー契約やドメイン取得、DNS設定などホームページ制作に必要な面倒な作業を代行対応することも可能です。
毎月3社限定の無料Zoom相談も行っているので、お気軽にご相談ください!
株式会社フォイスでホームページやECサイトの制作・運用改善に携わること7年。企業や商品の魅力を視覚的に伝えるデザインと、お客様自身で運用しやすいサイト設計を心掛けています。難しい専門用語を使わず、初めての人もわかりやすい言葉で現場のノウハウを発信します。

