「ネットショッピングをする際は、楽天またはAmazonでまずは商品を探す」といった方が多いのではないでしょうか。
ユーザー目線だと、あまり違いを意識することのない両社ですが、出品側となる場合しっかりと両社の違いを知ることが大切です。
本コラムでは、現場のプロが楽天市場とAmazonを徹底比較し、両社の特徴を分かりやすく解説します!
どちらのECモールで商品出品を行うか迷っている方は是非本コラムを参考にしてください。
目次
楽天市場とAmazonの基本情報とは
まずは楽天市場とAmazonの基本情報について解説いたします。
楽天市場とは
楽天市場は店舗を「出店」するECモールと言われています。
「楽天市場」は楽天グループ株式会社が運営するECモールです。
日本で1997年にサービスが開始されたテナント型(出店型)のショッピングモールです。
出店店舗数は約5.7万店舗で、利用するとユーザーに楽天ポイントが貯まる仕組みです。
Amazonとは
Amazonは商品を「出品」するECモールと言われています。
Amazonは、Amazon.com, Inc.の関連会社が運営するECモールです。
日本で2000年にサービスが開始されたマーケットプレイス型(出品型)のショッピングモールであり、出店店舗数は約14万店舗で、利用するとユーザーにAmazonポイントが貯まる仕組みです。
出店者側目線で見た際の楽天市場とAmazonの違い
楽天市場とAmazonの違いを出店者側目線で見た際の4つの違いを説明いたします。
- 「出品」と「出店」の違い
- サポート体制の違い
- ポイントの違い
- 配送サービスの違い
「出品」と「出店」の違い
楽天市場は商品ページを高い自由度でデザインすることが可能です。
そのため、ユーザーは「各ショップで購入した」という印象が強くなります。
Amazonは商品ページの規格が統一されています。
そのため、ユーザーは「Amazonというショッピングモール(店舗)で購入した」という印象が強くなります。
上記の理由から、楽天市場は店舗を「出店」するECモール、Amazonは商品を「出品」するECモールと言われています。
サポート体制の違い
商品購入後不具合などあった場合のアフターサービスのサポート体制についてご説明します。
楽天市場の場合、購入したショップへ直接ユーザーから連絡を行う必要があります。
そのため、各ショップごとにサポート体制や対応スピードに大幅な差があります。
Amazonの場合、ユーザーからAmazonへ連絡すればAmazonがサポート対応してくれるため、安定したサポート体制があり安心できます。
ポイントの違い
楽天市場では商品購入の際に楽天ポイントが付与されます。
また、楽天市場独自の会員ランクやセール等のイベントによってポイントの倍率も変動します。
Amazonは対象商品を購入した場合のみポイントが付与されます。
配送サービスの違い
楽天市場の場合、楽天に管理を委託することも可能ですが、基本的には発送やカスタマーサービスを自社で行う必要があります。
そのため、自社で配送システムの構築やサポート体制をしっかり整えることになります。
Amazonの場合、出品者が直接発送する場合と、Amazon倉庫で保管し、Amazonに商品を発送代行してもらうことが可能です。
Amazon倉庫で保管を行う場合、手数料がかかりますがAmazonプライム対象商品となり商品が売れやすくなるメリットがあります。
まとめ
楽天市場とAmazonでは特徴が大きくことなるため、目的によっておすすめのECモールが異なります。
商品のブランド力、店舗のアピールを重視し売上を伸ばしたい場合は「楽天市場」
スピード感を持って販売促進を重視し売上を伸ばしたい場合は「Amazon」
がおすすめです!
もちろん、どちらか片方ではなく楽天市場とAmazon両方併用することも可能です。
業種や商材にもよっておすすめの出品モールや方法は異なりますので、詳細はフォイスにご相談ください♪