スマートフォンでの写真撮影、SNSやホームページで目にする画像ですが、多くの人があまり意識せずに使用していると思います。サイズや解像度など基礎知識を理解し、適切に画像を活用しましょう!
本記事では「画像とは何か」という基本から、画像とWebやSEOとの関係、画像の最適化や注意すべきポイントまでわかりやすく解説します。
目次
そもそも画像とは?
「画像(がぞう)」とは、視覚的な情報を表すデータのことを指します。ピクセルという小さな点の集合でできており、このピクセルが集まって写真やイラストとして認識できる「画像」になっています。
サイズ・容量・解像度の基礎知識
画像のサイズ(大きさ)とは、ピクセルの数のことで、例えば800×600ピクセルといった表現を使います。横に800、縦に600のピクセルが並べられた画像ということです。この数値より大きく拡大するとピクセルが目だったりぼやけて見えてしまうことになります。
「容量」はその画像データがどのくらいのファイルサイズを持つかを示します。SNS等で「高画質で読み込む」という表示を見たことはありませんか?サイズが大きい=高画質となりますが、高画質の画像はその分「容量」が重たくなりますその、画像を表示する速さに影響します。
スマートフォンの画面上では綺麗に見えても実際に印刷すると粗さが目立って綺麗に印刷できなかった経験はありませんか?これは「解像度」が不足しているために起こります。解像度は主に印刷で使用される値で、画像の密度をdpi(dots per inch)で示します。dpiは1インチあたりにいくつのドットで印刷されるか、という単位です。印刷物で必要な解像度は350dpi程、一般的なモニタの解像度が72dpiと差があるので、画面上では問題なくても印刷するとぼやけてしまうということが起きてしまうのです。
画像サイズを確認するには
画像サイズを確認する方法として、パソコンの場合は画像ファイルを右クリックし「プロパティ」や「情報を見る」などのメニューからピクセル数や容量をチェックできます。スマートフォンでは画像アプリやギャラリーで詳細情報を表示することでサイズや解像度が確認できます。ホームページでは画像の容量が表示速度に大きく関わるため、適切な画像へのリサイズや容量の軽量化が不可欠です。
小さすぎる画像を使うと何が起こる?
画像サイズが小さい、または解像度が足りない画像をWebサイトや印刷物で使用すると、ぼやけて表示されてしまったり、場合によっては何の画像なのかわからなくなってしまうことも…。適切なサイズの画像を使用することが非常に重要です。
画質が粗くなる・ぼやける原因とは
小さい画像を無理に拡大すると引き伸ばされるため、元の情報量が足りず、画質が荒くなったりぼやけたりします。たとえば、サムネイル用に用意した画像をWebページの大きなエリアに流用した際や、解像度の低い画像を印刷に使用した場合によく見られます。利用する場所に合わせたサイズの画像を用意することが重要です。
画像とSEOの関係
ホームページで使用する画像は、SEOにも大きな影響を与えます。画像容量が重すぎると、ページの表示速度が低下し、評価が下がってしまいます。また、適切なalt属性を設定しないと、検索エンジンから画像の内容を正しく認識されず、SEO効果が十分に得られない原因となります。画像の選び方とともに、最適化された画像の運用が、サイト全体の評価を高めるカギとなります。
画像サイズが重いと表示速度が落ちる
画像ファイルの容量が大きいままWebページに掲載すると、ページ全体の表示速度が著しく低下します。ユーザーはページがなかなか表示されないと離脱しやすくなるため、せっかくホームページを訪れてもらったのにもったいないですよね。Googleの検索評価でも表示速度は重要な要素のひとつとされており、画像の軽量化は不可欠です。画質を必要以上に高くしすぎず、適したサイズにしたり容量を圧縮することで、軽快なページ表示と良好なSEO効果の両立が期待できます。
alt属性とファイル名の重要性
ホームページにおける画像のalt属性(代替テキスト)は、検索エンジンが画像の内容を理解するための重要な手がかりです。アクセシビリティ向上にもつながり、画像が表示されない場合にもテキストで内容を伝えられます。また、ファイル名も適切なキーワードを含めて設定することで、画像検索のSEO効果が高まる可能性がありますので、具体的な内容を表すファイル名が理想です。alt属性やファイル名も画像最適化の一環として積極的に見直しましょう。
まとめ
画像は多く人が毎日のように目にするものですが、その知識となると意外と知らないものです。基本を知ることで画像をより適切に使用することができると思います。