「ホームページ制作はどのような手順で進んでいくの?」
「ホームページ制作をしたいけど、まず何から始めればよいか分からない」
「ホームページ制作に失敗したくない」
「せっかく時間とお金を掛けてホームページ制作をするからには、効果を出したい」
そんなお悩みをお持ちの方、必見!
本記事ではホームページ制作の成功のカギとなる手順について分かりやすく解説いたします。
目次
はじめに:ホームページ制作の手順、流れとは
ホームページ制作は大まかに下記の手順で進み、完成いたします。
手順1:企画(事前準備)
手順2:設計
手順3:デザイン制作
手順4:コーディング(デザインの実装)
手順5:リリース(ホームページ公開)
ホームページ制作を成功させるには、最初に「全体像」を把握することがとても大切です。
ホームページ制作に依頼する際に、大まかな工程と内容を理解することで、よりスムーズに進めていくことができます。
手順1:企画(事前準備)
ホームページ制作の手順において一番大切なのは「企画」です。
「ホームページ制作をしたい!」と思ったきっかけや理由、目的が必ずあるかと思います。
しかし、目的が複数あったり、ホームページ制作をする上で関係する部署や担当者が多く複雑な場合、目的が不明瞭になりがちです。
まずは関係部署へのヒアリングや調整によりホームページ制作をする目的やゴールの明確化をし、まとめることがとても大切です。
ホームページ制作の目的を明確にする
まずはホームページ制作を行う「目的」を明確にしましょう。
例えば、サービス・商品サイトなら「売上を伸ばす」「サービスの認知度を上げる」等が目的になることが多いです。
そのほかに、「お問い合わせを増やす」「ブランディングをして企業価値を高める」「求人応募を増やす」「店舗へ来店を促す」等ホームページによって目的は異なります。
ホームページ制作のゴールを決める
ホームページ制作は完成したら終わり、ではなく完成後がスタートのため、しっかりとゴールを決めて運用をしていく意識を持つことが重要です。
例えば、「月2件のお問い合わせ」等達成度合いを評価するための指標を決めましょう。
どの数値を獲得できれば達成なのかの明確な基準があれば、改善施策を検討しやすくなります。
ホームページ制作のターゲットユーザーを定める
ホームページのサイトに訪れることが想定されるメインのターゲットユーザーを、しっかりと決めましょう。
ターゲットユーザーについては「20代の会社員」といった不明瞭なものではなく、「25歳新卒3年目の女性会社員(事務職)」のように詳細な人物像(ペルソナ)を定めることがとても大切です。
どのようなユーザーをターゲットにするかによって、ホームページの構成内容、デザイン等が大幅に変わってきます。
また、どのような生活の場面でどのようなデバイスによって、どのようなきっかけでホームページに訪れるのかも変わってくるため、ターゲットユーザーを定めることはとても重要な作業です。
ターゲットユーザーを定めることで、認識のすり合わせもおこないやすくなるため、進行がスムーズになります。
ホームページに掲載したいコンテンツを洗い出す
ホームページ制作の目的、ゴール、ターゲットユーザーを決定後はいよいよ具体的な掲載内容を決めていきます。
掲載内容は、同業他社の良質なホームページを参考にし、自社に合うものを取捨選択していくのが良いです。
例えば、サービス・商品サイトなら下記のような構成になります。
・商品紹介ページ
・費用
・お客様の声
・ニュース
・会社概要
・お問い合わせ
手順2:設計
企画の内容がしっかりと定まったら、設計フェーズに入ることができます。
サイトマップ(全体のページ構成)を作成する
「サイトマップ」とは、ホームページ上の階層構造を図で表したものです。
サイトマップを作成し、ページ構成を整理することで、より分かりやすくユーザーに親切なホームページとなるでしょう。
「誰でも分かりやすい階層構造になっているか」「ユーザーが迷わない階層構造になっているか」がとても重要です。
ページのレイアウト(ワイヤーフレーム)を作成する
ホームページ全体のページ構成が決まったら、次にページごとの情報の整理を行います。
「ワイヤーフレーム」とはページの設計図のことであり、レイアウトを定めるために作成します。
参考:【初心者向け】ワイヤーフレームとは? 作り方やツールを徹底解説
実際のデザインやコーディングなどの作業に入る前段階でワイヤーフレームを作成することで、作業の後戻りを防ぐことができます。
手順3:デザイン制作
ホームページの設計が完了したらデザイン制作に入ります。
デザイン制作は感覚やセンスで作るのではなく、ホームページ制作の目的やゴール、ターゲットユーザーを基にデザインコンセプトを決め、戦略的に制作することが重要です。
デザインコンセプトの設計をする
ホームページ内全てのページで一貫したデザイン制作ができるようにデザイン上のコンセプトを設定します。
デザインコンセプトとして、下記をあらかじめ定めることが重要です。
・メインカラー、サブカラー
・フォント
・画像素材
・レイアウト
・共通パーツ
ホームページ用の素材を準備する
デザインコンセプトに沿って、ホームページに掲載する用の素材を集める必要があります。
フリー素材よりも自社で準備する方がオリジナリティが出るため好ましいです。
予算に余裕がある場合、プロカメラマンによる撮影を行うとより魅力的でクオリティの高いホームページとなるため、おすすめです。
手順4:コーディング(デザインの実装)
デザイン完成後はいよいよエンジニアが、デザインデータを基にホームページを構築します。
ホームページとして機能するように、システムの実装とWebブラウザで表示できるようにコーディングを行います。
システム開発とコーディング
システム開発
「システム開発」とは、ホームページの仕組みを作ることです。
参考:システム開発とは?手順や依頼時の注意点を紹介
コーディング
「コーディング」とは、プログラミングの工程のひとつで「ソースコードを書く」作業のことです。
参考:コーディングとは?プログラミングとの違いや仕事、学習方法をわかりやすく解説
テスト
エンジニアのホームぺージへの実装作業が完了したら、テストを行います。
「どのデバイスでも正しく表示がされているか」「お問い合わせフォームにエラーはないか」等細かく確認していきます。
この工程は、「動作検証」「デバッグ」などと呼ばれており、問題点があった場合は修正をしていきます。
手順5:リリース(ホームページ公開)
テストを行った後は、いよいよリリース(ホームページ公開)です!
ホームページは制作して終わりではなく、設定した目的、ゴールに向かって軌道修正し続ける必要があります。
継続的に新着情報を更新したり、お問い合わせへの対応の仕組み化も重要です。
自社で手が回らない場合は、制作会社の月額保守プランを利用して、運用保守代行をしてもらいましょう。
まとめ
「何も考えずにホームページ制作をする場合」と、「ホームページ制作の手順に沿って戦略的に制作する場合」で効果の差は一目瞭然です。
ホームページ制作会社を選定する際は、価格だけで選ぶのではなく、戦略的に制作してくれる会社を選ぶことがとても重要です。
また、「ホームページの最後の更新が数年前」「情報が古くなっている」等メンテナンスがしっかりとされていないと、企業の信用度が下がってしまう可能性があります。
ホームページは企業の顔となるため、自社でメンテナンスができない場合は、しっかりと運用保守の代行を行ってくれる制作会社を選定しましょう。
以上、ホームページ制作の手順を5つのSTEP「企画(事前準備)」「設計」「デザイン制作」「コーディング(デザインの実装)」「リリース(ホームページ公開)」を徹底解説いたしました。
是非、ホームページ制作会社に依頼する際は、本記事の内容を思い出してみてくださいね。