弊社でもホームページの構築に活用している「Wordpress」、様々な企業や個人で利用されています。
この記事ではそんな「Wordpress」について、改めて概要やメリット、注意点をわかりやすく解説いたします。
目次
WordPressとは
「Wordpress(ワードプレス)」とは、世界シェアNo.1の「CMS(コンテンツマネジメントシステム)」です。
元々はブログを作成するため開発されたものでしたが、個別のページも作成できるため企業のホームページにも活用されています。
2025年1月現在、世界中のホームページのうち40%以上がWordpressで制作・運用(※1)され、日本でもCMSを活用しているホームページのうち、80%以上がWordpressを利用している(※2)というデータも出ています。
世界のCMSシェア
出展(※1):Usage statistics and market shares of content management systems
日本のCMSシェア
出展(※2):Distribution of content management systems among websites that use Japanese
WordPressとは簡単に言うと「ホームページやブログを知識がなくても簡単に作れるソフト」になります。
ホームページを作るにあたって必須であるHTMLやCSS等が分からなくても、ホームページの更新等が簡単に行えるため、弊社で制作するホームページには基本的に導入しております。
WordPressのメリット
無料で利用できる
WordPressのシステムはランセンスフリーのオープンソースとして提供されているため、どなたでも無料で使うことが可能です。
サーバーやドメインなどは別途用意する必要がありますが、システムに関する初期費用や月額費用などはかからないため、気軽に始めることができます。
また、Wordpressを始める際は自力でサーバーにインストールする必要がありますが、昨今の大手レンタルサーバーでは「クイックインストール」などの必要情報を入力するだけで手間なくインストールできるようになっております。
複数人で管理できる
WordPressでは管理するアカウントを複数作成することができます。
さらに「すべて編集・公開できるアカウント」「各ページや記事だけ編集・公開できるアカウント」「記事を書くだけのアカウント(公開は上位アカウントの許可が必要)」など、アカウントによって権限をそれぞれ変えることができます。
デフォルトで用意されているアカウントは「管理者」「編集者」「投稿者」「寄稿者」「閲覧者」の5種ですが、プラグインを使うことで、操作権限をさらに細かくすることが可能です。
手軽に機能が追加できる
WordPressには「プラグイン」という、もともと備わっていない機能を拡張・追加できる仕組みがあります。
例えば以下のようなホームページ制作・運営にあたって重要な機能が「プラグイン」で追加できます。
- SEO対策
- サイトマップ生成
- お問い合わせフォーム
- SNS連携
プラグインはWordpress公式が提供しているものもありますが、ほとんどが企業が個人が配布しているものが多く、無料から有料のものまで様々です。
プラグインはWordpressの管理画面から簡単にインストール・アンインストールが行えます。
カスタマイズが必要にならない限りは、詳しい知識も必要なくどなたでも利用が可能です。
ブログ運営がより楽になるプラグインについては、下記の記事でご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
デザインを自由に変更できる
WordPressには「テーマ」というサイトのデザインや構成を変更できるテンプレートが用意されています。
プラグインと同じく、公式が提供しているものもあれば、企業や個人が配布している有料・無料の多種多様なテーマが存在します。
このテーマを利用することで、HTMLやCSSの知識がなくても、高品質でおしゃれなデザインのホームページを作ることができます。
コミュニティが充実している
出展:フォーラム
前述した通り、Wordpressは世界シェアNo.1のオープンソースのCMSです。
多数のユーザーが利用しているため、分からないことや疑問に起こった際に検索すると、簡単に数多くの情報を見つけることができるはずです。
さらに、Wordpress公式の掲示板である「フォーラム」も用意されており、盛んに情報交換や助け合いが行われています。
WordPressの注意点
セキュリティ対策が必要
WordPressは世界中の多くの人に利用されているオープンソースのCMSです。
しかし利用者が多いからこそ、ハッカーやクラッカーに狙われやすいとも言えます。
そのため、Wordpressを利用する場合はセキュリティ対策をしっかり行うことが必要不可欠だと言えるでしょう。
作りこむには専門知識が必要
WordPressは多数のプラグインやテーマがあるおかげで、ある程度のホームページは専門知識がなくても作成できます。
しかし、オリジナリティのあるデザインにしたいや、プラグインで実現できないようなことを取り入れたい、といった場合は、作りこむための専門知識が必要です。
ホームページ制作に必要なHTML・CSSだけでなく、Wordpress構築のための知識も必要となってきます。
トラブルが起きた場合は自分で対処が必要
WordPressは無料で使えるからこそ、有料ソフトのような公式のサポート窓口が存在しません。
分からないことがあったり問題が起きた際は、自分自身で解決する必要があります。
もちろん、メリットで述べたように検索すると該当のトラブルの解決法が見つかったり、フォーラムで質問すると有識者が回答してくれる場合もあります。
ですが、それらを行うことがで確実に疑問が解決するとは限りません。自分で情報の取捨選択をした上で、自分で対応しなければいけません。
フォイスの制作するホームページでWordpressを導入する理由
フォイスの制作するホームページでは、お客様のご要望やサイトの規模によって異なりますが、基本的にWordpressを導入しております。
それは、ホームページの更新をお客様自身で簡単に行っていただきたいからです。
HTMLやCSSに詳しい人がおらずCMSを導入していない場合、ホームページを更新したい時
- 更新内容をまとめて、制作会社に依頼
- 制作会社で更新内容のテストページを作成
- テストページの内容が問題ないか確認
- 制作会社に本番環境への反映依頼
- 本番環境に反映
といったステップを踏む必要があります。
しかし、HTMLやCSSに詳しい人がいなくても、CMSを導入している場合は
- 更新内容をまとめてホームページを修正
- 修正内容に問題ないか確認
- 本番環境に反映
と、短いステップでホームページへ反映することができます。
お客様にとっては、覚えることが増え確かに手間かもしれません。
しかし、すぐにお知らせしたい出来事や、急に修正しなければいけない項目があった場合、お客様側で編集できることで公開したいタイミングで情報を公開し易くなります。
WordPress以外にもCMSにはいろいろ種類がありますが、使い勝手や費用面を考えてWordpressの導入をおすすめしております。
※別のCMSの導入ももちろん可能です。その際はご相談ください。
まとめ
本記事では弊社のホームページ制作でも活用している、Wordpressについてご説明いたしました。
とりあえずなんでもいいのでホームページが欲しい!といった方は、Wordpressの無料テーマやプラグインを使って、自分で作ってみるのもいいかもしれません。
しかし、独自性のあるデザインのしっかりとした企業ホームページが欲しい場合は、ホームページ制作会社に依頼するのをおすすめいたします。
WordPressを導入した企業ホームページを作りたい、現行サイトをWordpress対応させたい、といった場合は、フォイスまでお気軽にご相談ください。