「ホームページ制作をしたいけど、様々な横文字の専門用語が出てきてよく分からない」
「ホームページ制作の依頼をする上で最低限の用語の知識を事前に知っておきたい」
そんなお悩みはありませんか? 本記事では、ホームページ制作初めましての方向けに用語を分かりやすく解説いたします。
用語を理解していると、ホームページ制作を自分で行う場合はもちろん、フリーランスやホームページ制作会社に依頼する際に認識違いが起こりづらくなります。
ぜひ参考にしてください。
目次
ホームページの種類に関する5つの用語
まず初めに、ホームページの種類に関する5つの用語を解説いたします。
ホームページ制作をすることで達成したい目的とホームページの種類が合っていないと効果が出にくいため、しっかりと抑えましょう。
コーポレートサイト
コーポレートサイトは、会社概要や事業内容はもちろん、会社の最新ニュースやプレスリリース内容等掲載することが一般的です。
取引先企業や株主、就職希望者やクライアント等あらゆる層をターゲットとしており、情報発信やブランディングを目的としていることが多いです。
コーポレートサイトは会社の顔であり、信頼に関わるため、しっかりとした制作会社に依頼し、制作する方が好ましいです。
例:株式会社フォイス 公式サイト
サービスサイト
サービスサイトは商品やサービスの見込み顧客をターゲットとしたホームページです。
集客を主な目的とし、自社の商品やサービスのサービス理解を高め、購入に繋げる役割があります。
見込み顧客により商品やサービスを魅力的に感じてもらうためにお写真やデザイン、文章でブランディングを行うことが重要です。
採用サイト
採用サイトは就職希望者をターゲットとしたサイトです。
より会社の魅力を伝えて、採用の応募に繋げることが目的です。
仕事内容の詳細や、先輩社員の声、福利厚生など、どんな人がどのように働いているか具体的にイメージできるサイト構成にすることが重要です。
例:株式会社フォイス 採用サイト
ECサイト
ECサイトは、「モール型ECサイト」と「自社サイト型ECサイト」の2つがあります。
モール型ECサイト
ECサイトは楽天、Amazon、Yahooなどのモールに出店する場合をモール型ECサイトと言います。
モール自体の知名度が高いため集客力が優れており、初期費用を抑えてスモールスタートできることがメリットです。
しかし、カスタマイズが自由に行えないため自店舗のブランディング・差別化が難しいことや、商品が売れる度に販売手数料が発生する等のデメリットもあります。
自社サイト型ECサイト
自社のECサイトを構築し運用する方法を、自社サイト型ECサイトと言います。
自由にカスタマイズをしてブランディングできる場合が多いのがメリットです。
しかし、モール型ECサイトと比較すると、高額になる場合が多いのがデメリットです。
また、モール型ECサイトのようにAmazonや楽天の既存ユーザーが流れてくることはないため、集客を自社で行う必要があります。
LP(ランディングページ)
LP(ランディングページ)は、縦長の1ページで商品・サービスの紹介を完結させるホームページのことです。
リンクやWeb広告、検索エンジンなどから流入してきたユーザーが最初に閲覧するホームページ全般を意味します。
LP(ランディングページ)はサイトを訪問したユーザーに「購入」「お問い合わせ」「資料請求」などの行動をしてもらうことが目的のため、「購入」「お問い合わせ」「資料請求」などの最終的な成果であるコンバージョン(CV)を強く意識して作られるのが特徴です。
LPはコンバージョン(CV)に特化したホームページでありSEOの効果は薄いため、集客はWeb広告などで行う必要があります。 例:越境EC(海外向けインターネット販売)ならフォイスWebサポート
ホームページ開設に関する4つの用語
ホームページを構成する重要な要素として、「IPアドレス、ドメイン、サーバー、SSL」という4つの要素があります。
家に例えるとそれぞれの関係が分かりやすいです。
ホームページ:家
IPアドレス:家の住所
ドメイン:家の表札
サーバー:家の土地
SSL:家のカギ
IPアドレス
IPアドレスとは、ネットワーク接続がされている機器を識別するために割り当てられた番号のことです。
IPアドレスは「123.456.78.9」のような数字で表示されます。
IPアドレスは「家の住所」のようなものと覚えましょう。
ドメイン
ドメインとは、IPアドレスを文字列として表したものです。
例えば、「https://fois-web.com」の場合には「fois-web.com」がドメインとなります。
佐藤家、田中家といった「家の表札」のようなものと覚えましょう。
サーバー
「ホームページ」は「サーバー」がなければ公開することができません。
サーバーとは、データを提供するプログラムのことです。
サーバーは主に4つに分けられます。
サーバーには、1台のサーバーを複数のユーザーで使う共有サーバーと、自社でサーバーを購入・設置して運用する独自サーバーがあります。
Webサーバー
Webサーバーとは、ホームページ用に作成したさまざまなHTMLやCSS、画像等の情報を保存しておくスペースのことです。
データベースサーバー
データベース上にあるデータをリクエストに応じて送り返すスペースのことです。
メールサーバー
メールを送受信する際に必要なスペースのことです。
DNSサーバー
IPアドレスとドメインを結びつけるスペースのことです。
SSL
SSLとは、インターネット通信を暗号化する仕組みです。
分かりやすく家で例えると「家のカギ」となります。
SSLが導入されている場合、ホームページのURLが「http」から「https」になり、個人情報の流出・改ざんなどを防ぎやすくなります。
SSLが未導入の場合、「このサイトへの接続は保護されていません」という注意喚起の文言が表示されてしまい、ユーザーの不信感に繋がるため、SSLの導入は必ず行いましょう。
ホームページ構築に関する3つの用語
ホームページの構築に関する代表的な用語を3つ解説いたします。
CMS
CMSとは、ホームページ制作や更新ができるシステムのことです。
現在の主流のCMSは「WordPress(ワードプレス)」です。
WorPressの世界シェアは64.2%、国内シェアは84.4%のため、ホームページ制作会社ではほぼWorPressを使用して構築していると言っても過言ではないでしょう。
参考:WordPressの占めるシェアは?人気の理由を解説【2024年最新版】
WordPressにはテーマというものがあり、有料テーマを使用するメリットとデメリットがあります。
有料WordPressテーマTCDシリーズの特徴とメリット、デメリットについては、下記コラムをご覧ください。 有料WordPressテーマTCDシリーズの特徴とメリットデメリット
コーディング
コーディングとは、マークアップ言語という「HTML」や「CSS」を使用してソースコードを作成し、ホームページを表示させることを言います。
コーディングを行うことで、ブラウザ上でデザインを閲覧することが可能になります。
ノーコードツール
ノーコードツールとは、その名の通りソースコードを作成しなくとも、ホームページを作成できるツールのことです。
ノーコードツールは、コーディングが不要のため、専門知識のない人でも簡単にホームページを作成することが可能です。
有名なノーコードツールとして、STUDIO等があります。
ノーコードWeb制作プラットフォーム STUDIO
しかし、できることが制限されてしまうため、複雑なシステムを実装したい場合や、難しいデザインを表現したい場合にはあまり向かないです。
ホームページ制作のデザインに関する3つの用語
ホームページ制作と言えば、デザインを最初に想像する方は多いのではないでしょうか。
ホームページ制作のデザインに関する代表的な用語を3つ解説いたします。
レスポンシブデザイン
レスポンシブデザインとは、ウェブデザインの手法のひとつです。
パソコンサイズで見ているホームページをユーザのスマートフォンやタブレットサイズに応じて表示できるようにすることを言います。
現在のホームページ制作では、レスポンシブデザインにし、スマートフォンやタブレットでも問題なく表示することがマストと言えるでしょう。
UI(ユーザーインターフェース)
UI(ユーザーインターフェース)とは、ホームページ内で閲覧する、もしくは操作する要素のことです。
ユーザーが操作する画面等、目に触れるもの全てをUIと言います。
UX(ユーザーエクスペリエンス)
UX(ユーザーエクスペリエンス)とは、ユーザーが得る体験や経験のことです。
ホームページに訪れたユーザーが「楽しい」、「美しい」と感じたりするだけでなく、「使いやすい」等の品質に関わるものもUXに含まれます。
UIとUXはお互いが影響し合うもののため、UXを高めるためには分かりやすく操作しやすいUIが必要です。
使いにくいUIではUXの評価も下がってしまいます。
しかし、UIが良ければ良いUXが得られるわけではなく、操作のしやすいホームページでも、コンテンツが優れていなければ優れたUXにはなりません。
ホームページのマーケティング施策に関する3つの用語
ホームページのマーケティング施策に関する代表的な用語を3つ解説いたします。
SEO
SEOとは「検索エンジン最適化」を意味する、Search Engine Optimizationの略称です。
GoogleやYahooなどの検索エンジンのランキングで上位表示を行うことが目的です。
SEOを強化することで検索結果からの流入や売上、お問い合わせの獲得などを増やす効果が期待できます。
また広告と違い、SEOは資産となるため長期的に考えた場合は広告よりコストパフォーマンスが良いと言えます。
リスティング広告
リスティング広告とは、ユーザーが検索したキーワードに対して、検索結果に「スポンサー」と書かれ、検索結果の上下に掲載される広告のことです。
リスティング広告は「検索連動型広告」とも呼ばれています。
キーワードによって広告費用が異なり、ユーザーが広告をクリックすると課金が発生する「クリック課金制」となっております。
リスティング広告は、即日で広告を配信できるメリットがありますが、SEOとは異なり、効果を出し続けるためには広告を出し続ける必要があるため注意が必要です。
アクセス解析
アクセス解析はユーザーの特性、行動を分析して、ホームページの閲覧状況を把握することを言います。
ホームページは制作して終わりではなく、ホームページのコンバージョン(CV)を増加させるために、ホームページの訪問者の状況を数値によって可視化・分析を行い、サイトの課題を見つけ改善することがとても重要です。
アクセス解析ツールの主流はGoogleアナリティクス4(GA4)です。
Googleアナリティクス4(GA4)
Googleアナリティクス4は日本の上場企業の75%が導入しているとも言われており、無料で利用できるため、まずはGoogleアナリティクス4でアクセス解析を行うことがおすすめです。
Googleアナリティクス4(GA4)のコンバージョン設定方法については分かりやすくまとめた下記コラムをご覧ください。 Googleアナリティクス4(GA4)コンバージョン設定~お問い合わせサンクスページ編
まとめ
今回は、ホームページ制作でよく使われる用語をプロ目線で分かりやすく解説しました。
自分でホームページ制作を行いたいと考えている方や、ホームページ制作会社やフリーランスに依頼したい方は、本記事にて解説したホームページ制作の用語に触れる機会が今後よくあるかと思います。
全ての用語を暗記する必要はありませんのでご安心ください。
頻出用語は、都度調べたりすることで自然と身についていきますので、焦らず自分のペースで覚えていきましょう。
ホームページ制作の専門用語を知っていれば、より認識合わせが行いやすくなり、ホームページ制作の完成度が上がります。
是非、素敵なホームページを制作するための知識として、お役立てください♪